囮物語 14話 一途で曖昧で

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囮物語14話了―――

 

これから撫子をしでかすことを、阿良々木暦の善意の結果だなんて絶対に言わせない。 これはもう撫子の決断で選択なのだから

 

 

 

あとね、あと言わせてほしい。 月火てめええええがばかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああだああああああああああああああああああああああああああああ

 

ああ今日はなんかおかしい。あうんでもまあいいのだ。 長年の一途な思いが、あいまいで、おかしくて?

「 見え見えなくらいに好きなくせに、付き合いたいわけじゃないとか恋人になりたいわけじゃないとか、それって何いっているか全然わからないじゃない。」 って?

 

撫子はなんだかその意見に流されているようだけど、
ありえるんだよそういう感情は。
なりえるんだよそういう想いは。
気持ちは。

 

だってじゃないと、―――お前の最後の願いにならないじゃん。なんでそれを願うんだよ。それを願うってことは、好きなんじゃないの? 好きで好きでたまらないんじゃないの?

 

あと月日の撫子の会話はもっと続くのに、そしてその「続いた後の会話」がもっとも大事なのに、 なんでないんだよばかああああああ

 

「撫子ちゃん。可愛くなかったら友達になってくれなかったかどうかという質問は実際に反していて無意味だと思うし、て言うかそんな質問が出てきた時点でなんかもういろいろ駄目だと思うから、私は答えない」

「・・・・・・」

 

「それでもあえて答えて欲しいっていうんだったら、『友達にはなってなかった』と言うしかないんだけどね。 なに?そう言って欲しいの?そう言われたら納得して、嬉しいの?私にそんな言葉を言わせたいの?」 

 

もうねここが素晴らしい。最高、ああもうねほんとうに良い。いいよ月日お前は最高だ

 

好きかなーって思って、好きだなーって感じて、好きだってわかる。そんな感じ

”好き"に理由なんて要らないんだよ。理由なんて後付で外付けなんだよ。 たった数回会って、それから好きで、6年ちかく好きで居続けるのに、そこに理由なんて要らないんだよ。 納得できない? 理由がないと誰かを好きになるのが理解できない?

ふざっけんな。

 

「ああ確かにお前たちは最低だ!本音と建前を使い分ける偽善者だ!仲の良い友達に嫉妬するし、好きな奴のこともすぐに嫌いになるし、嫌いな奴の悪口を言うし、その癖そいつにへらへら媚びへつらうし、作り笑いでその場をしのいで、信じた先から裏切るこの世のクズだ! 地球上でもっとも下等な生き物だ! だけど―――」

(だけどどっかに本当もあったはずだろうが! 嘘だって、本当だったかもしれねーだろ! と―――撫子は怒鳴りました)

 

嘘や! 裏切りや! 欺瞞や! 偽善を許してやれる度量を持ちやがれや――――ああん!?いつからお前たちは人を選り好みできるほど偉くなったんだ、好き嫌いで人付き合いしてんじゃねーよ!」 

 

 ほんとうにぐさぐさくる

 

 

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